ニュース

    最新情報(9月30日)
    2016.9.30 シアノバクテリアのGlcDGからMGDGヘの変換が、C-4エピマー化であることをin vivoで証明する13Cを使ったcombinatomer解析による論文が、Biochemistryに受理されました。これは30年以上にわたるシアノバクテリアの脂質合成系の研究の集大成となる研究で、脂質分析のさまざまな技術とコンピュータ処理など綜合的な研究の成果です。
    2016.9.1 色素体の細胞内共生関連で二つ:1つはメレシコフスキーの共生説を紹介する論文が、光合成研究26巻2号に掲載されました。もう1つは、色素体とシアノバクテリアの連続性・不連続性に関する論文で、国際細胞共生学会誌に掲載されました。細胞内共生説はマーギュリスと思っていませんか?また、細胞内共生とは一体何なのか、当たりまえになりすぎている話を疑って考えましょう。
    2016.5.7 紅藻と2種のクラミドモナスにおけるホスファチジルコリンの合成について、32Pラベルによって調べた論文が、Plant Jに受理されました。
    2016.4.18 パルマ藻Triparma laevisのオルガネラゲノムを解析した論文が、Current Geneticsに掲載されました。
    2016.2.29/5.07 研究室メンバーの協力による単細胞紅藻Cyanidioschyzon merolaeの脂質蓄積を解析した論文が、Microbiologyに受理され、Editor's choiceに選ばれました。1か月間Open accessとなります。
    2016.2.5 シアノバクテリアにおけるMGDG合成系に関するミニレビューが、Frontiers in Plant Scienceに掲載されました。
    2015.11.12 PCをもつクラミドモナスNIES2212株が通常培養条件でも大量に脂質を蓄積することを見つけました。豊島研究員による論文が、Plant & Cell Physiologyに受理されました。
    2015.10.6 シアニジオシゾンの高密度培養を用いた有機物利用の解析と従属栄養培養成功に関する森山助教による論文が、Springer Plusに掲載されました。
    2015.9.26 ジャン・ドゥーシュ著『進化する遺伝子概念』の翻訳が9月26日に、みすず書房から刊行されました。
    2015.9.9 mgdEをもたないシアノバクテリアにおける糖脂質合成に関する論文が、Plant Cell Physiol.に掲載されました。
    2015.6.1 HPCシステムズ株式会社のHPで、インタビュー記事が掲載されました。研究裏話などもあります。学生の方は参考になるかもしれません。
    2015.5.7 「シアノバクテリアにおける糖脂質合成系と酸素発生型光合成の進化」が、日本生化学会の和文誌「生化学」2号に「みにれびゅう」として掲載されました(ただし、学会員でないとオンライン版は読めません)。
    2014.11.28 シアノバクテリアが運動しながら渦巻を作るということを研究した論文がLifeに掲載されました。動きの中から超細胞構造が創発するという新しい発想です。
    2014.10.1 シアノバクテリアにおけるGlcDGからMGDGを合成するエピメラーゼを同定した論文がPNASに,9月2日に掲載されました。この酵素は30年前に佐藤が博士論文で存在を予測して以来、世界中で長らく探し求められてきたものです。この酵素の変異により、ガラクト脂質が完全にグルコ脂質に置き換わった膜をもつ細胞ができ、それでも酸素発生型光合成が出来ることが実証されました。10月1日には,東大のUTokyo Researchにも解説が載りました。静岡大の粟井准教授・東工大の太田教授との共同研究です。
    2014.8.31 プロトポルフィリノーゲンIX酸化に関わる3種類の酵素の不思議な進化に関する論文がGenome Biology and Evolutionに掲載されました。和田研究室の小林助教らとの共同研究です。
    2014.8.1 『しくみと原理で解き明かす植物生理学』が裳華房から刊行されました。やさしい植物生理学の教科書です。
    2014.7.15 森山助教によるシアニジオシゾンの代謝酵素の細胞内局在に関する論文がPlantaに掲載されました。

お知らせ

少し前のニュース
2014.6.24 LatoucheとHarpagesによる著作の翻訳『脱成長(ダウンシフト)のとき』が、未来社より刊行されました。生き方を考える本として、広く読んでいただきたいと思います。
2014.6.23(9月9日更新)クラミドモナス属の緑藻にホスファチジルコリンが存在することを発見しました。論文がJ. Plant Researchに掲載されました。
2014.5.28 植物の陸上進出の鍵をにぎる車軸藻Klebsormidium flaccidumゲノムを解読した論文がNature communicationsに掲載されました。GCOEのみんなで協力した成果です。Open Accessです。
2014.5.15 紅藻チノリモの葉緑体ゲノムを解読した論文がJ. Plant Researchに掲載されました。
2014.2.3 完全光独立栄養条件下で培養したクラミドモナスにおける窒素飢餓による脂質蓄積に関する論文がEukaryotic Cellに掲載されました。脂肪酸の構造決定に関する詳細なサプリメントをつけました。参考にして下さい。
2014.1.16 シアニジオシゾンのオルガネラ複製関連タンパク質の細胞内局在の論文がGenome Biology and Evolutionに掲載されました。
2013.6.26 『生物科学』7月号に、特集「生命現象は物理学や化学で説明し尽くされるか」を掲載しました。佐藤が「生物学的説明の二元論:生物学的文脈の中の還元論、非還元論」を執筆した他、国内外の生物哲学者による解説記事をあつめています。
2013.4.18 『現代化学』5月号に、和田先生と共同の記事「脂質生産を微細藻類に托せるか」が掲載されます。
2013.4. パスツール研究所が刊行したパスツールの伝記『パスツールと微生物』の翻訳が出版されました。
2013.2. 森山助教によるオルガネラのDNAポリメラーゼ(POP)に関する総説が出版されました。2014年9月の報告によると,すでにアクセス数2000をこえているそうです。
2013.1. 翻訳書「生命起源論の科学哲学」がみすず書房から刊行されました。フランスの科学哲学者マラテールによる2010年の著作の全訳で、生命の起源に関する科学的な内容と科学哲学的解析の両面が含まれています。
2013.1. 植物のガラクト脂質欠損変異株の詳細な解析について、和田研の小林康一さんを中心とする共同研究の成果がPlant Journalに掲載されました。
2012.8. 「40年後の『偶然と必然』 モノーが描いた生命・進化・人類の未来」が東京大学出版会から刊行されました。モノーの『偶然と必然』を原著にもとづいて全面的に解釈しなおしたものです。書店では科学哲学のコーナーに山積みされています。
2012.7. 20年前に見つけたシアノバクテリアの低温誘導性dps遺伝子についての解析結果を、研究室総掛かりでまとめた結果が、Microbiology誌に掲載されることになりました。
2012.5. 「エントロピーから読み解く生物学 めぐりめぐみ わきあがる生命」が5月25日に裳華房から刊行されました。
2012.2. 以前に日本語で発表した光合成のエントロピー論を拡張して、「不均一性」"inhomogeneity"から生命世界を理解する理論をEntropy誌に発表しました。個別生体部品の働きとは一線を画し、生命活動全体の基本を解説したものです。
2011.12. Gclustで得られたアラインメントのN末端整合性評価とアラインメント修正の手法の論文がGenomicsに掲載されました。
2011.10. CREST・植物脂質が始まりました。危機的なエネルギー問題や環境問題の解決のために、植物や光合成をどのように活かすかという国家的とりくみの一環です。
2011.9. Synechocystis sp. PCC 6803 GT-S株のゲノム配列を決め、データベースに公開しました。Accession番号は、AP012205です。論文もDNA Researchに掲載されました。もとのかずさ株も含め、正確な配列を決めたもので、6803の基準配列になります。
2011.6. 教養学部報619号に「理系学生にもっと第二外国語を」という記事を発表しました。オンラインアクセスは学内のみ可能です。印刷版も配付されています。
2010.6. Cyanidioschyzonの細胞周期における遺伝子発現を調べた論文が>Microbiologyに掲載されました。
2010.6. 光合成の酸素発生系OEC23をコードするpsbP遺伝子の多数のホモログの進化について、Gclustデータを活用して解析した結果の論文Mol. Phylogenet. Evol.のプリント版が出版されました。
2010.3. 植物や微細藻類、鞭毛虫などのオルガネラゲノムの複製酵素POPについての研究がProtistに受理されました。2010.11. 印刷版はおくれていますが、「最新論文」から参照できます。
2010.3. 食用にもなるシアノバクテリアArthrospira(俗称スピルリナ)のゲノム塩基配列のアノテーションにCyanoClustを活用しました。論文はDNA Researchに発表されました。
2010.1. Anabaenaのヘテロシスト形成では、分化決定のずっと前、恐らくは誘導以前から、分化しうる細胞が選択されていることを述べた論文がArchives of Microbiologyに出版されました。
2009.12. 佐々木君の論文が2つ、DatabaseGenome Biol. Evol.に受理され、2009年に受理された論文の総数が11になりました。これまでで最多です。
2009.10. シアニジオシゾンの亜硫酸還元酵素SiRBが亜硝酸還元活性をもつことを、Biochemical Journalに発表しました。
2009.5. 長らく研究をつづけてきた共生体起原の葉緑体タンパク質の機能解析の論文Plant & Cell Physiologyに掲載されました。
2009.7. PEND-GFPを用いた色素体核様体の可視化について、Kevin Pyke著Plastid Biology(Cambridge University Press) ISBN 978-0521711975に大きく紹介されました(34-36ページ、図2枚つき)。
2009.6. シロイヌナズナのFtsZリングの動態の観察結果がPlant & Cell Physiologyに掲載されました。
2009.6. 和田研と共同研究:DGDG欠損株の機能解析の論文の第一報がFEBS Lettersにでていますが、さらに第二報がArchives of Microbiologyにでました。
2009.3. 長く研究をつづけている葉緑体包膜のDNA結合タンパク質であるPENDタンパク質の葉緑体局在を詳しく解析した論文FEBS Journalに掲載されました。
2009.3.
Gclustソフトウェアの論文Bioinformaticsに掲載されました。
2008.12. 生命現象に潜む法則性を更新しました。
2008.12. 第二外国語としてのフランス語のすすめを掲載しました。2009年度には全学ゼミもやります。
2008.10. これまでゲノムひろばで配付していた生き物カード(Ikimon)を公開しました。一部に訂正がありました。
2008.4. Gclust データベースを更新:95種の生物の比較が可能に:日本語使用者ガイドも更新
2008.4. 植物オルガネラ局在型DNAポリメラーゼ(POP)をはじめて精製し,その性質を調べました.
2008.4ヒメツリガネゴケ原糸体の先端成長の映像(教育用)を公開
2007.10. 第二のDGDG合成酵素を発見し、光合成におけるDGDGの役割を解明 (和田研究室との共同研究)